子どもの貧困問題は誰にとっても無関係ではありません。
はじめに
私たちは子どもの貧困問題、特に体験学習の教育格差について取り組んでまいりました。貧困家庭の子どもは一般的な家庭と比べて学習環境が悪く、能力も低くなる傾向にあります。
この社会問題は日本に住むすべての人にとって無関係ではありません。子ども達は10年先、20年先、私たちの商品やサービスを購入するユーザーであり、大切な人材、働き手であり、税金を納め国を支える国民です。まさしく未来を担うのは今の子ども達です。
その子ども達が貧困によって能力を伸ばすことが出来ないというのは、全ての人にとって大きな損失ではないでしょうか?
子どもの貧困がもたらす社会的損失は、42.9兆円に及ぶと言われています。
貧困状態にある子ども達はその環境から、適切な教育機会を得られなかったり、栄養ある食事が与えられず、学習・身体能力などの発達が遅れてしまいます。進学も難しく、非正規雇用や低い給料で働く可能性も高くなります。ひきこもりや最悪の場合は犯罪や自殺などの可能性も高まってきます。
このようなことから、子どもの貧困問題は本人たちだけではなく、私たち国民全体の問題であると言わざるを得ません。私たちは成長過程で一番大切であり、かつ教育格差の出やすい体験学習の機会を提供することで、子ども達の可能性を伸ばす援助をしていきます。
※データ出典 日本財団「子どもの貧困の社会的損失推計」のレポート
私たちはコロナ感染症の流行をきっかけに、子どもの教育格差の解消を目的としたチャリティー活動を2022年より始めました。テンポル・バート東京23区チャリティーコンサートは、約2年の歳月をかけて無事に全ての区を回り終え、私たちはその間に子ども達、その親御さん達の生のお声を聞き、試行錯誤を繰り返し、プログラム内容にも磨きをかけてきました。この経験を活かし、今後さらなる支援の輪を広げるべく、新たな企画を立ち上げました。私たちはこの二年間で学んだ沢山の事を、さらに社会をより良くする活動として発展させていきたいと思います。
私たちのミッション
SDGs目標4番「質の高い教育をみんなに!だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めよう! 」
貧困による体験格差を埋めること。体験学習の機会を継続して提供すること。
私たちのビジョン(目的とファンドレイジングの実践)
特定の個人、団体の善意や努力に頼っていては抜本的な解決にはなりません。社会全体で解決していく必要があるため、私たちの活動を通じて沢山の人に問題と課題を知ってもらい、理解してもらい、その解決への参加者を増やすこと、ファンドレイジングの実施によって、社会的課題の解決を目指していきます。
目次
テンポル・バート未来を支えるチャリティーコンサート
企業協賛様の力を借りて、地域でイベントを定期的に開催します。
イベントの周知を通して、一般のご支援者様「テンポルサンタ」を増やします。
企業協賛様に初速を手助けしていただき、一般会員「テンポルサンタ」のみで開催、継続できるように定着させます。
この仕組みで継続開催できる地域、拠点を増やすことにより、問題に向き合う参加者を増やし、ファンドレイジングを実現させます。
日本をサンタだらけにしよう!!
継続的な支援を行うために
継続的な支援を行うためには、沢山の方のご協力、ご助力が必要不可欠です。この活動のご参加者、ご支援者を二種類に分け、地域と協力して盤石な基盤を作っていく計画となっています。そうすることで地域の繋がりや、地域の活性化に寄与していきたいと思います。
テンポル名誉団員
◆チャリティーイベントの開催を
ご支援下さる企業協賛様
チャリティーイベント開催のためのご支援をしてくださる方。(毎月10000円~のご支援者様)名誉団員様にはオリジナルピンバッジをお贈りさせて頂きます。
名誉団員となります企業協賛様には、協賛広告枠としまして、公演時にCMを流したり、チラシの裏に社名にやロゴを入れさせて頂いたり、ホームページやSNS、各種プラットホームでの紹介を行わせていただきます。
※詳しくはこちら
テンポルサンタ
◆子ども達にチケットをプレゼント
して下さる一般ご支援者様
子ども達にイベントチケットをプレゼントしてくださる方。(毎月500円~9500円までのご支援者様)サンタ会員様にはメンバーズカードをお贈りさせて頂きます。
テンポルサンタ会員様には、プレゼントして頂きましたチケットを実際に使用したお子さんが体験をした様子や楽しんだ様子のお写真、子ども達のお礼のお手紙などをお送りさせて頂きます。
※詳しくはこちら
【特典&資格】
テンポル・バートのチャリティーイベントは無料でご見学いただけます。
同伴者一名まで無料。半年以上の継続で授与。
この活動では、1回の公演資金として20万円程必要となります。
1ヵ月500円のご支援をしてくださる方が400人集まると、この活動を続けることが出来ます。子ども達の体験学習の機会をプレゼントしてくださるサンタさんを、私たちは募集しております。
皆様方の応援が私たちには必要です。どうぞよろしくお願い致します。
三つの計画
チャリティーイベント自体をより充実したものにするため、そして現代では希薄となってしまった人々の繋がりをもう一度深めるために、私たちは三つの計画を立てました。
・「見える支援の仕組み化」
・「子どもボランティアの勧め」
・「体験学習のコラボ企画の実施」
見える支援の仕組み化
ボランティア団体などに寄付をしないor寄付をやめてしまった人の話を聞くと、支援したお金がどのように使われているか具体的に分からない、というのが最も多い理由のひとつでした。NPOから活動報告の冊子が届いても、そこで具体的に何に使われたのかはそこから分かるわけもなく、支援者は大多数のうちの1人でしかない。これでは支援が生きた実感が薄いです。その他大勢の一人や、自分じゃなくてもいいという感覚から、自分の支援が届いて喜んでもらえたという実感に変えていきたい。私たちは支援者さんが支援してよかったと思えるような仕組み「見える支援」を実現したいと思います。
子どもボランティアの勧め
日本では小さい頃より、人に迷惑をかけないようにと教わります。そのため日本人はとても自立している良い国民性だとも言えますが、その弊害として人助けが世界的に見てもとても苦手です。そして人に助けを求めることもへたくそな民族なのです。一方キリスト教国では困っている人がいたら助けるようにと子どもの頃から教わります。助けることも助けられることも、本当はもっともっと自然なことです。私たちは子ども達にボランティアに参加してもらい、人に何かをしてありがとうと言われる経験をして欲しい。そして自分が困った時助けてって言ってもいいんだということを学んで欲しいと思います。
体験学習のコラボ企画の実施
子供は出来るだけ沢山の経験をして、色々なことを知ることが大切です。選択肢を増やすこと。視野を広げること。自分の中で比較したり考えたりするための基準づくり。これらは知らないと出来ないことです。具体的には義務教育で中々進まないお金のお勉強、キッズマネーセミナーであったり、色々なスポーツ。他には防災キッズ、自然との触れ合い、絵画、料理など、子ども達がたくさんの体験学習が出来るように計画していきます。
日本の貧困問題
9人に1人の子どもが相対的貧困
現在日本では9人に1人の子どもが相対的貧困の状態にあると言われています。
最新の2022年 国民生活基礎調査によると、2021年時点の子どもの相対的貧困率は11.5%、2018年より2.5%低下と改善していることが分かります。
ですが、ひとり親世帯の相対的貧困率は約50%と依然高い状態であり、世界的に見ても主要7か国の中で日本の相対的貧困率はアメリカに次いで2番目に高いことが明らかになっています。
また近年は物価高などもあり、実際の貧困状況はデータから読み解くことは出来ません。そしてこのような社会情勢の影響はデータには含まれていません。
シングルマザーが貧困に陥りやすい理由
相対的貧困にある家庭の86.7%は母子家庭であることから、私たちはシングルマザーを中心に支援をして参りました。
・雇用、収入の問題
シングルマザーが貧困に陥りやすい理由として、シングルマザーの47.4%がパートやアルバイトなど非正規で収入を得ているため、元より収入が少ない状態にあります。
(母子家庭の母自身の平均年収は223万円 平均年間就労収入181万円 )
保育園は熱を出したり、体調が悪いと預かってくれないため、仕事を休むことになり収入はさらに不安定になります。
・ひとり親家庭の増加、養育費の問題
日本では未婚の母や離婚によるひとり親家庭が年々増加傾向にあり、養育費の受給状況は、「現在も受けている」が28.1%と著しく低い状態にあります。
残りの71.9%の母子世帯は養育費を受け取れておらず、これは4人の母親のうち1人しか養育費をもらえていないことになります。(2018年より大幅に増加)
※厚生労働省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査」
大体の人がそのようなシングルマザーには国から補助が出るものと思っていますが、子供一人の場合もらえる児童扶養手当は約67000円です。(東京都)
小さい子どもを一人で育てるのに長時間働くことは難しく、ひと月の収入は8~10万円程度、扶養手当を入れても15~17万円です。
これも母子ともに健康である場合に可能な話であり、そもそも離婚が出来ていない状態では児童扶養手当ももらえません。
なお、日本のシングルマザーの総数は、平成23年度全国母子世帯等調査によると119万世帯、うち母子のみにより構成される母子世帯数は約77万世帯となっています。
※厚生労働省 令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告
貧困による教育格差
貧困家庭では十分な食事を取ることが出来ない。真冬でも真夏でも、冷暖房を使うことが出来ない。病院に行けない。衣類を買えない。高校に行けない。保護者が病気で働けず、未成年の子どもが家庭を支えている場合もあり、非常に厳しい生活状況となっています。
(ヤングケアラーの人数小学6年生の6.5パーセント 約15人に1人)
日本の貧困は見えない貧困と言われています。家がない、餓死するなどの状態は絶対的貧困と呼ばれ、支援が急務とされますが、相対的貧困の場合、外から見て貧困に陥っていることが分かりづらく、必要な支援が届きづらいという問題があります。
もう一つの問題として、「貧困の連鎖」があります。貧困の連鎖とは、貧困家庭で育った子供が成長後も、(たとえ本人の努力があっても)同じように貧困から抜け出せないことを意味します。
この連鎖が起こるのは、貧困により子どもが適切な教育機会を得られなかったり、栄養ある食事が与えられず、学習・身体能力などの発達が遅れてしまうことが原因です。こうした連鎖が原因で子どもたちに貧困から抜けだすチャンスが与えられないのは、大きな社会問題であり人権問題と言えます。
その中でも一番教育格差の出るところ。それが体験学習の差と言われています。
子どもたちは、様々な体験を通じて、自らの強みや個性を発見したり、意欲や自信、学ぶ力を育んだり、 多様な人と繋がる機会を得ます。これらは、子どもたちが豊かな人生を歩むために、不可欠な機会です。
現代の子ども達は、教科書や絵本をはじめ、画像や動画など豊富に情報があり、知りたいことが簡単に手に入ります。ですが、それがどんなものなのか、情報としては知っていても、実際に見たり、聴いたり、触ったり、感じたりするというのは、本人の経験でしか得られません。現代の子ども達は、このような直接体験の機会が非常に希薄になっています。
そして、このような体験学習は義務教育の中だけでは、十分に得ることが難しいものでもあります。私たちテンポル・バートは、子ども達に安価な体験学習の場を作り、生活の厳しい子ども達には必要な支援をすることにより、裕福であってもなくても、同じように学び、体験することができる機会を作っていきます。
これはSDGs目標4番にあたり、「質の高い教育をみんなに!だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めよう! 」テンポル・バートはこの目標を掲げて活動しています。
テンポル・バートの実績について
私たちのチャリティーコンサートには、毎回沢山の方が親子でご参加いただき、子ども達は楽団の演奏に合わせて、身体を動かしながら楽しくリズムのお勉強をしています。演奏終了後には実際に子ども達が楽器に触って弾くことの出来る、楽器ふれあいコーナーがあり、普段の生活では得られない良い体験学習の場となっています。会場ではフードドライブの募集も同時に行い、シングルマザーを中心とした貧困家庭の食糧支援とさせて頂いております。なお、生活の厳しいご家庭には、NPO団体や、シングルマザーの支援団体を通して、無料の招待も行っています。
活動実績
2022年の夏休みに東京都より後援をいただき実施しました、テンポル・バート夏休みチャリティーコンサートツアー。この企画では東京都内で毎週チャリティーコンサート開催し、子ども達の体験学習の支援と食糧の支援を行いました。この取り組みは日経新聞に取り上げられ、9/14日の日刊に掲載されました。
後援・協力・出演など
◆公益財団法人 音楽鑑賞振興財団後援・協賛、荒川区教育委員会後援、大田区教育委員会後援、品川区教育委員会後援、墨田区教育委員会後援、大田区社会福祉協議会協力、墨田区社会福祉協議会後援、中野区社会福祉協議会後援、中野区教育委員会後援、千代田区教育委員会後援、豊島区教育委員会後援、 豊島区社会福祉協議会後援、新宿区教育委員会後援、新宿区社会福祉協議会後援、文京区社会福祉協議会後援、目黒区後援、目黒区社会福祉協議会後援、東京都後援
◆2022年 9月2日 9月3日
”日暮里サニーホール”にて、大正大学 伏木香織教授の監修のもと、荒川区教育委員会、公益財団法人 音楽鑑賞振興財団に後援を頂き、音楽教育イベント「世界の歴史を学ぶ音楽旅行」を公演。
有名HIPHOPアーティスト「裂固」、NHK出演ボーカリスト、「まきみちる」やフラメンコギター、ダンサー、モンゴル音楽の大家をゲストに招き好評を得る。
ご協賛様のご紹介
◆株式会社 高良様
◆弁護士 澤田和也様
◆悠里ママ様
◆インフィニスタイル株式会社様
https://www.infinistyle-japan.com/
ご寄付・ご協力のお願い
テンポル・バートでは、SDGs 目標4「質の高い教育をみんなに!」を掲げ、毎月チャリティーコンサートを開催しております。
近年問題視されている体験学習の教育格差を埋めるための教育支援、相対的貧困のご家庭の子ども達の食糧支援をするために、ご寄付・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
寄付金口座はコチラになります。
PayPay銀行 本店営業部
普通 001-8819859 キタイデ クルミ
一般のご支援者様「テンポルサンタ」
個人の方や少額のご寄付・ご支援のご検討はこちら
協賛企業様「テンポル名誉団員」
毎月のチャリティーコンサートでPRをさせて頂いております。
毎月一万円からご協賛いただけます。法人様、団体様など、広告枠での協賛をご希望の方は、下記のリンクより
協賛メニューをご確認いただき、各サイトよりご登録頂くか、お問合せよりお申し込みをよろしくお願い致します。
法人企業様等、広告協賛枠をご検討の方はこちら
教育格差は体験学習の差
日本は現状ありがたいことに、誰もが義務教育を中学生まで受けることができる豊かな国です。
ですが富裕層と貧困層では当然教育格差が生まれます。その一番顕著なところは体験学習と言われています。
絵本、教科書をはじめ、現代ならば動画や画像など豊富に情報があり、簡単に知りたいことが手に入ります。
ですが、それがどんなものかは情報として知ってはいても、実際に触ったり、感じたりするというのは本人の経験でしか得られません。
ここに教育格差がもっとも現れるとされているのです。
実際に南国の青い海を見ようと思ったらとてもお金がかかります。
きっと写真で見た青い海と違い、熱い太陽の日差し、潮の香り、心地よい風、水の冷たさ。動画や写真では分からなかったたくさんの情報、そして感想は体験でしか得られないのです。
音楽も当然CDやスマホなどでは得られないことがたくさんあります。
YouTubeでは音の振動を身体で感じることは出来ません。どの楽器からどんな音がするのか、実際に見たり、聴いたり、触ったり。
このような体験学習は義務教育では中々得られないものとなります。
私たちは安価な体験学習の場を作り、生活の厳しい子ども達には必要な支援をすることにより、裕福であってもなくても、同じように学び、体験することができる機会を作っていきます。
地域の方に気軽に見に来ていただけるように、チケット料金は大人1500円、子供は完全無料でご用意させて頂いております。
是非、小さなお子様から大人まで、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご家族みんなで足を運んで頂ければと思います。
フードドライブで食品支援のご協力を!
厳しい生活のご家庭への食品ボランティアにご協力をお願い致します。
田舎から送ってもらったお米が沢山あったり(市販品)、お歳暮、お中元等、贈答品等もらった食材など、もしご家庭で持て余している食品がございましたら、是非ご来場の際にお持ちになって下さい。
寄付できる食品
- 賞味期限が明記されており、到着日から2カ月以上あるもの。
- 外装が破損していないもの、未開封のもの包装を他のものに差し替えてないもの。
- 生鮮食品など常温で保管できない食品、酒類、サプリメントなどの子どもが飲食出来ない食品は受け付けておりません。
このような食品を募集しています
- 白米(市販、3kg以下、精米後2年以内のもの)※玄米の受付は行っておりません。
- 乾麺(うどん・素麺・パスタ等)
- お菓子・調味料(醤油、食用油、味噌など)
- 瓶詰・缶詰・レトルト食品・インスタント食品ギフトパック(お歳暮、お中元等、贈答品の余剰等)
- 飲料(ジュース、コーヒー、紅茶等) ※1L以下のもの ※現在、保存水の受付は停止しております。
支援が必要な子供たちに音楽の楽しみを!
食品支援が必要なご家庭へは、NPO団体などを通して、テンポル・バートの無料公演チケットを送ります。
支援が必要な子供たちへ無料チケットをプレゼントし、少しでも楽しい思い出を作ってもらいたいと思います。
テンポル・バートとは?
テンポル・バートはイタリア語でクラシック音楽などに使われる速度記号、「テンポ・ルバート」tempo rubatoからつけた名前です。テンポはリズム。ルバートは自由に。この記号は、「柔軟にテンポを変える、 テンポを自由な速さで 」という意味の音楽記号です。私たちは、子供たちにもっともっと自由に音楽を楽しんで欲しいという思いから、この作品を作りました。これからの音楽教育は、頑張って勉強するのではなく、楽しみながら自然と育まれるものに。テンポル・バートはその未来を実現するために歩み続けます。
ー 槇 みちる ー
音楽だけじゃなく、演劇、バレエ等も日々の生活の中で欠かせない物になっています。
これらはお腹が満たされたり直接必要となっていたりする訳ではないですが、心の豊かさ、潤い、幸せを感じる大切なツールです。観たり、聴いたり、触れたりする事でどれだけの感動を得ているか。
又大人だけの物じゃなく子供の頃から触れさせる事は大変重要に感じます。成長して行く上でどれだけの影響を得られるか明白です。
秋季ちゃん、エネルギッシュに頑張って素敵な作品作っていって下さいね。
「可愛いマリア」でレコードデビュー。翌1966年には「若いってすばらしい」が大ヒットを記録。スタジオ・ミュージシャンとしてCMなどを中心に幅広い活躍をする。唄ったCMソングは2000曲以上。「できるかな」の主題歌を「みちるとピーカ・ブー」として唄っており、東京ディズニーランドなどのテーマパーク内で流れる曲も唄っている。また「おっぱいがいっぱい」でフジテレビ新人賞を受賞し、「ひらけ!ポンキッキ」で流れる数々の曲や番組テーマソングなどを歌唱した”ぶんけかな “の母でもある。
-CM-
ビオレ、Yahoo!BB、はちみつレモン、ケンタッキーフライドチキン、AGF、コカ・コーラなど。
-テーマパーク-
東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、サンリオピューロランド、志摩スペイン村。
-教育-
できるかな『できるかな』テーマ曲、きんこんかんのうた『ひらけ!ポンキッキ』、ねむねむのひつじ『ひらけ!ポンキッキ』、ガチョウの物語『~ポンキッキ?たいそう~』、てんしのおしっこ『ひらけ!ポンキッキ』
テンポル・バートのメンバー
テンポル・バートの構成員は音大出身者や幼少の頃から音楽を学んできたとても優秀なミュージシャン達です。ジャンルを問わず多様な現場で実際に活躍してきたプロのミュージシャン達だからこそ実現できた企画でもあります。現在14人のメンバーで活動しています。メンバーごとの詳細プロフィールはHPに掲載されていますので、宜しければご覧になってみて下さい。
日本の音楽業界とビジョン
今回の企画でチャリティーをやりたいのなら、チケット代を無料にすればいいと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが私は少額でもチケット代を頂くことにしました。
その理由には日本の音楽業界の事情があります。
世の中には、無名でも腕の良いミュージシャンがたくさんいます。
そして彼らは沢山の時間やお金を投資して、日々鍛錬して技術を身に付けているのです。それはどういう事かと言うと、英語をネイティブに喋れて読み書きも出来るほどに鍛錬したようなもの。彼らは音楽という世界共通の語学のプロなのです。
そんな彼らに実際にあった、よくある仕事の話しです。
そのメンバーは音大を首席で卒業し、作曲の為に上京していました。そして念願叶い、大手企業商品のCMソングに曲が起用されたのです。「ギャランティはいくらだったの?」と聞くと、「0円でした。経歴に箔がついてよかったね、と言われました」
これは全く珍しい話ではありません。小さなお仕事から大きなお仕事まで、彼らはまともにギャランティを支払われない事がざらにあるのです。
音楽をしている方はまだまだ比較的富裕層が多く、チケット代無料のチャリティーコンサートも各地で行われています。それ自体はとても尊いことなのですが、音楽というものにお金が支払われない事があたりまえになってしまうのは、将来的にはいいこととは言えません。
子ども達に音楽の良さを教える立場として、私たちの公演を見てくれて、音楽の良さを知ってくれて、音楽を大好きになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
ですがその子が将来音楽を本気でやりたいと思ったときに、お金がもらえない業界しかなかったら。夢を見せるだけ見せておいてこんな残酷なことは無いですよね。
私は少額でもチケット代を頂き、音楽の価値をゼロ円にしないことも大切なことだと思います。
裕福でも、裕福でなくても、夢をあきらめなくてよい未来。ミュージシャンが職業として社会的に認められる、そんな未来にしていきたいと思います。
自分の努力次第でちゃんと生きていける。そのような社会になる事によって、豊かな才能が育まれ、日本の音楽シーンもより良くなっていくのでは無いでしょうか。
SDGs 目標4 質の高い教育をみんなに!
“だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めよう”
想像を超えるコロナの影響
コンテンツを作るにあたり、子ども達を取り巻く環境を知るために、とある小学校へ見学に向かいました。
子ども達は昼休みですら自由に遊ぶことが出来ずにいました。生徒の半分は校庭で遊ぶことが出来ますが、もう半分の生徒は教室で静かに読書。密を避けるため交代で遊んでいました。
マスク、消毒は当たり前に行われ、先生方も注意するべき点が増え、忙しくされていました。給食も感染対策のためメニューが減り、多様な栄養と共に食事の楽しみも無くなっていました。
私が一番衝撃だったのは音楽の授業でした。
感染対策により、歌禁止、ピアニカ禁止、リコーダー禁止。
では授業で何をしているのかと尋ねると、45分間ただ黙ってCDを聴いているのだと。。。
隣の校庭から卒業を控えた中学校の生徒たちの歌が聴こえてきました。
飛沫感染を避けるため、校庭で卒業式の歌を練習していました。マスクをして歌う姿に胸が締め付けられました。
子供たちの一年は大人の一年と同じではありません。一年という時間の感覚は、生きた年数分の1だと言われています。30歳ならば一年は30分の一、5歳なら5分の一です。子ども達にとっての一年はとてつもなく長いのです。
そんな一生のうちのとても大切な時間に、子供たちは好きなことも出来ず、まともな教育も受けられず、ひたすら我慢を強いられている。
私は改めて自分たちに出来ることは何か考えさせられました。
少しでも楽しい時間を作ってあげたい。こんな中でもちゃんとした音楽教育を受けさせてあげたい。その想いは私の中で益々強くなりました。
テンポル・バートに出演しているメンバーは、音大出身者や幼少の頃から音楽を学んできたとても優秀なミュージシャンたちです。
彼らはコロナで演奏の機会を絶たれても、音楽の楽しさを伝えることを諦めず、テンポル・バートの制作に協力してくれました。
この作品は私たちにとってかけがえのない絆となりました。
エンターテイメントには厳しい世の中となりましたが、これからもメンバー達と力を合わせて、音楽の火を絶やさないよう邁進すると共に、日本の音楽教育に貢献してまいります。
長い戦いとなります。皆様の応援が私たちには必要です。
どうぞテンポル・バートをよろしくお願い致します。
ボサノバ~ロックまで幅広いジャンルを弾くギターリストの父を持ち、幼少の頃から音楽に触れて育つ。15歳の時に芸能プロダクションに所属。その後アマチュアバンド活動を始める。アマ、プロ問わず音楽業界に疑問を持ち始める。東京・銀座でライブハウスを経営。コロナ感染症の流行をきっかけに、もっと楽しく分かりやすい音楽教育を目指し、若手ミュージシャン団体「テンポル・バート」を立ち上げる。
テンポル・バートチャンネルよりコンサートメイキング動画
テンポル・バートメイキング動画
島村 秋希note(リクルートキャンペーンノミネート作品)
今できること、今しかできないこと、自分達しかできないこと
テンポル・バートのホームページ
テンポル・バートHP
テンポル・バートのネットショップ(チケットのお求めはこちら)
テンポルショップ
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